2011年12月11日

ThinkPad X61(7675A63):SSDへ換装



ThinkPad X61の内蔵ストレージをHDDからSSDに換装した。
SSDは東芝製HG3シリーズの「THNSNC064GBSJ」を投入している。



元々日立製の2.5インチHDD「HTS545050B9A300」を載せていたのだけど、こちらは容量が500GBだったので今回のSSD換装により容量的には大幅に減少する形になる。
利用環境としては母艦として別途デスクトップPCが存在するため、ノートPCの内蔵ストレージはあまり多くの容量を必要としていないので、64GBでも特に困る事は無さそうという判断。
加えてポータブルHDDを持っているので足りない容量はそれで補うのも可能だしね。


■ HDDからSSDへの交換

HDDからSSDへの交換はHDDの交換と同様の手順で作業を行う。



バッテリーを取り外した後…



本体側面のHDDベイカバーを取り外す。
ネジ一本で簡単に取り外せる。



内部に折り曲げて格納されているフィルムタブを引き出し、そのままHDDを引き出す。



取り出したHDDから両側面に付いているゴム(HDDゴム製レール)と、ネジ止めされているHDDブラケットを取り外す。



逆の手順で新しく組み込むSSDにHDDから取り外したブラケットをネジ止めした後、両側面にゴム製レールを取り付ける。



ドライブベイに取り付ければ交換作業は終了。


■ Windows XPのセットアップ

SSDへの換装を機にWindows 7への入れ替えも考えてはいたのだけど、このThinkPad X61の用途的にXPが必要な局面もあったりするので、今回もOSはWindows XP Professionalを導入している。
SSD交換前のHDDから「Acronis TrueImage」を使って既存の環境をそのまま移行する事も考えていたのだけど、SSD交換に伴って容量が減少する事と、SSDもWindows XPで使う場合にはアライメントの調整が必要と言う事で、今回はクリーンインストールを選択している。



Windows XPをインストールするパーティションの作成には、別途Windows Vistaや7のインストールDVDを利用する。
コマンドプロンプトを起動して「diskpart」コマンドを起動し、「list disk」でパーティションを作成するSSDを確認。
今回のThinkPad X61の場合、内蔵ストレージに対象のSSDしか搭載されていないので"0"に対象SSDが表示される事を確認。
「select disk 0」でパーティションを作成するSSDを選択。
既存のパーティションが存在する場合は「clean」で全ての既存パーティションを解放する。(内容は全て消去されるので事前にバックアップしておく)
「create partition primary align=1024」で1024KB2048セクタからパーティションを作成。(シングルパーティションの場合。分割する場合はsizeスイッチで作成するパーティションサイズを指定する)
「exit」で「diskpart」を終了。
以上でパーティションの作成は完了。



続いてWindows XPをクリーンインストールする。
注意する必要があるのはインストール先のパーティションのフォーマット時に「クイック」フォーマットを選択すること。



通常フォーマットしてしまうとせっかく上記手順で整えたパーティションアライメントが破壊されてしまうので要注意。


また、ThinkPad X61へのWindows XPクリーンインストール時には、別途AHCIドライバを入れたフロッピーディスクが必要となる。
実行するとファイルが解凍されるので解凍先の内容を全てフロッピーディスクにコピーする。



Windows XPのインストール時に「F6」キーを押下して以後指示に従ってAHCIドライバを導入する。



導入するAHCIドライバは「Intel(R) ICH8M-E/M SATA AHCI Controller」。



各種デバイスドライバおよびユーティリティの導入にはThinkVantage System Updateを利用する。
必要なデバイスドライバやユーティリティを自動的にインストールしてくれるのでありがたい。

■ Windows XPの設定

東芝製のSSDは普通に使ってもそれほど問題無いみたいだけど、SSDへの書き込みが増えそうな内容については設定変更を行ってる。

・仮想メモリ(ページングファイル)を「なし」に設定する
「システムのプロパティ」→「詳細設定」→「パフォーマンス オプション」→「詳細設定」→「仮想メモリ」の「変更」を押下。
全てのドライブに対して「ページングファイルなし」を選んで「設定」する。

・システムの復元の無効化
「システムのプロパティ」→「システムの復元」→「システムの復元を無効にする」にチェック。

・休止状態の無効化
「コントロールパネル」→「電源オプション」→「休止状態」→「休止状態を有効にする」にチェックが付いている場合はチェックを外す。

・自動デフラグの無効化
以下のレジストリキーを編集する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\OptimalLayout配下に「DWORD値」で「EnableAutoLayout」を作成、値を0に設定する。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Dfrg\BootOptimizeFunction配下の「Enable」の値を「N」に設定する。

・プリフェッチの無効化
以下のレジストリキーを編集する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management\PrefetchParameters配下の「EnablePrefetcher」の値を「0」に設定する。

他にもRAMディスクの導入とかもやったんだけど、不安定になってしまってBSoDが多発する事態になったので取り止めている。

■ パフォーマンス


CrystalDiskMark 3.0.1による測定結果。
ThinkPad X61は標準状態では内蔵されているSerialATAIIインターフェースの速度上限が1.5Gbpsに制限されているので、このSSDのパフォーマンスを全て引き出すのは難しそう。
それでもHDDと比べるとWindowsやアプリケーションの起動が速くなったし、かなり快適な環境になった。
プチフリーズも発生しないし、個人的には満足してる。

※ネット上を探すとSerialATAIIの速度制限を解除するMod BIOSが公開されていたりもするので、自己責任で探して導入してみる価値はあるかもしれない。

◆ リンク:
Lenovo ノートパソコン B5 ThinkPad X61 製品情報 - カスタマイズ・モデル仕様
HGシリーズ(High Performance SSD)|ラインアップ|東芝 セミコンダクター&ストレージ社

■ Lenovo ThinkPad X61 (7675-A36) 構成:2011年12月11日
CPU:Intel Core 2 Duo T7500/2.2GHz
チップセット:Intel GM965 Express
メモリ(1):PC2-6400 DDR2 SODIMM 2GB(Transcnend JM800QSU-2G)
メモリ(2):PC2-6400 DDR2 SODIMM 1GB(Transcnend JM800QSU-1G)
ハードディスクドライブ:500GB(日立GST HTS545050B9A300)
SSD:64GB(東芝 THNSNC064GBSJ)
ビデオチップ:チップセット内蔵 Intel GMA X3100
ディスプレイタイプ:12.1V型TFT液晶
解像度:1,024×768ドット 1,677万色
音源:Intel HD Audio準拠
イーサネット:10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
ワイヤレスLAN:Intel Wireless WiFi Link 4965AGN IEEE 802.11a/b/g/draft n 準拠
PCカードスロット:TypeII/I×1(CardBus対応)
SDカードスロット:あり(SD I/O 1.0対応)
OS:Microsoft Windows XP Professional SP3
posted by tsucchie at 21:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | ThinkPad | 更新情報をチェックする
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