2009年05月10日

ThinkPad X61(7675A63):ThinkPad X61でDDR2-800(PC2-6400)対応メモリーは使える?



結果から言ってしまえば問題なく使えている。
実際にこのメモリーを入れたのはずいぶんと前のお話で今更な記事なんだけど、検索ワードでもたまに見かけるので気になる人も結構多いらしい?

ThinkPad X61はチップセットにインテルのGM965 Expressを採用しており、その規格上メモリーの動作クロックは最高でも333MHzになる。
なので、動作クロック333MHzの倍データレート駆動をサポートするDDR2-667(PC2-5300)対応のメモリーモジュールを取り付ければ定格での動作が保証される。

しかし、時と場合によってはDDR2-667のメモリーモジュールよりDDR2-800(PC2-6400)のメモリーモジュールの方が安価に販売されている場合もあり、DDR2-800ならDDR2-667と互換性もあるだろうし安く済むなら安い方が良いと考える方も多いはず。
実際、自分が購入した時にはDDR2-667のメモリーモジュールよりも、DDR2-800のメモリーモジュールの方がほんの僅かだが安かったため、ThinkPad X61用にDDR2-800の DDR2-S.O.DIMM 2GBを2枚購入してきた。
実は多くのDDR2-800対応メモリーではDDR2-667との互換性が無いという事を、この時はすっかり失念していた…。

購入したのはTranscend製のDDR2-800対応S.O.DIMM「JM800QSU-2G」。
容量は2GBで、モジュールに搭載されているチップは台湾PCS(Powerchip Semiconductor )社製のものだった。
このメモリーモジュールに搭載されているSPDには400MHz(PC2-6400・DDR2-800)動作時と266MHz(PC2-4300・DDR2-533)動作時、200MHz(PC2-3200・DDR2-400)動作時のタイミング情報が記録されているが、333MHz(PC2-5300・DDR2-667)動作時のタイミング情報は記録されていない。


Transcend製DDR2-800対応S.O.DIMM「JM800QSU-2G」のSPD内容。
DDR2-667(PC2-5300)用の333MHz動作の情報が存在しない。
※ThinkPad X61ではSPD情報が読み取れないため、Eee PC 901-Xを利用

このような場合、PC本体側がこのメモリーモジュールは333MHzでの動作は不可能だと判断し、その下の266MHzで動作させる場合が多い。

しかし、幸いな事にThinkPad X61ではPC本体側が用意したタイミング情報が適用されるようで、SPDに動作情報が無くても333MHzでの動作が可能になっている。


ThinkPad X61に「JM800QSU-2G」を組み込んだ状態で、CPU-Zでタイミング情報を表示した状態。
333MHz、5-5-5-13で動作中。

「JM800QSU-2G」と同じTranscend製のDDR2-667対応S.O.DIMM「JM667QSU-2G」では、333MHz動作時のタイミングが5-5-5-15と設定されているので、BIOSでタイミングが設定できないThinkPad X61の場合、本当に僅かながらDDR2-800対応のメモリーモジュールを搭載した方が高速で動作する事になる。
もっとも体感できるような差は無いのだけど…。


Transcend製DDR2-667対応S.O.DIMM「JM677QSU-2G」のSPD内容。
※ThinkPad X61ではSPD情報が読み取れないため、Eee PC 901-Xを利用


ThinkPad X61に「JM677QSU-2G」を組み込んだ状態で、CPU-Zでタイミング情報を表示した状態。
SPDの指定通り333MHz 5-5-5-15で動作する。


このようにThinkPad X61ではDDR2-800対応のメモリーモジュールが問題なく使えたが、他のPCでも問題なく動作するという保証は無いので要注意。
PC本体がタイミング情報を持っておらず、かつメモリーのSPD情報を参照して動作速度を決定する場合、このように333MHz(PC2-5300・DDR2-667)動作時のタイミング情報を持たないDDR2-800対応のメモリーモジュールを組み込んでしまうと、その下の266MHz(PC2-4300・DDR2-533)相当での動作になってしまう。
BIOSでタイミングを設定できる機種なら手動設定で解決できるが、自作PCやショップブランドPCならまだしも、大手メーカー製PCではそこまで自由度の高いBIOSを積んでいる方が珍しい。

こういう点からもメモリークロック333MHzが上限となるPCに、PC2-6400対応のメモリを組み込むのは少々リスクが高い。
自分のように問題なく動けば結果オーライだが、多少の値段差に目がくらんで買ってしまうと後で痛い目を見る…かも?

■ Lenovo ThinkPad X61 (7675-A63) 構成:2009年5月10日
CPU:Intel Core 2 Duo T7250/2GHz
チップセット:Intel GM965 Express
メモリー(1):PC2-6400(DDR2-800) SODIMM 2GB(Transcnend JM800QSU-2G)
メモリー(2):PC2-6400(DDR2-800) SODIMM 2GB(Transcnend JM800QSU-2G)
ハードディスクドライブ:250GB(日立GST HTS545025B9A300)
ビデオチップ:チップセット内蔵 Intel GMA X3100
ディスプレイタイプ:12.1V型TFT液晶
解像度:1,024×768ドット 1,677万色
音源:Intel HD Audio準拠
イーサネット:10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
ワイヤレスLAN:Intel Wireless WiFi Link 4965AGN IEEE 802.11a/b/g/draft n 準拠
PCカードスロット:TypeII/I×1(CardBus対応)
SDカードスロット:あり(SD I/O 1.0対応)
OS:Microsoft Windows XP Professional SP3

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posted by tsucchie at 21:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | ThinkPad | 更新情報をチェックする
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