2009年05月06日

Eee PC 901-X:SSD換装



Eee PC 901-Xの8GB MLC SSDを、バッファローの「SHD-ES9M32G」に換装。
Eee PC 901-16G専用となっているけど、Eee PC 901-XでもBIOSを1503以降に更新する事で利用できる。
しかも、Eee PC 901-Xに搭載すると既存の4GB SSDより優先して認識されるので、初期状態では容量が4GBと手狭なCドライブの容量拡張に利用する事が可能になっている。

◆ SHD-ES9M32G


バッファローから発売されているEee PC 901-16G用のSSD。
容量は32GBで、使用されているNANDフラッシュはMLC。
他に容量64GBモデルもあり。



コントローラチップはJMicron社のJMF601だが、後期型のリビジョン"B"が採用されている。
これによりプチフリーズがある程度改善されているらしい?


◆ BIOSの更新
もともと1803にしていたので今回はBIOSを更新する必要も特にないのだけど、こういう機会にしかBIOSをアップデートする事も無いので、とりあえず最新の1903に更新した。
※2010年11月14日現在、最新バージョンは2103。
BIOSアップデートはASUSUpdateかEZ Flashを利用するが、今回はEZ Flashを利用している。
以下手順。

1.ASUSのダウンロードサイトからBIOS1903をダウンロードし解凍。
2.ファイル名を901.ROMに変更し、USBメモリのルートディレクトリにコピーする。
3.Eee PCを再起動し、画面が暗くなったら「ALT」+「F2」キーを連打。
4.EZ Flashが起動し、自動的にBIOSアップデートが開始される。
5.アップデート完了のメッセージが表示されたら、電源ボタンを押して電源を切る。
6.電源再投入し「F2」キーを連打、「BIOS SETUP UTILITY」画面に入る。
※Boot Boosterが「Disable」に設定されている場合はEee PCのロゴ画面で「F2」を押せば「BIOS SETUP UTILITY」に入れる。
7.「Exit」タブ内「Load Setup Defaults」を選択、「Exit & Save Changes」で一度設定を保存する。
8.再起動して作業完了。
(※デフォルト設定以外で使用している場合は、再度BIOSの設定を変更する。)


◆ データのバックアップ
SSDを交換する前にCドライブとDドライブの内容を外付けのハードディスクやDVD-Rメディア、SDカードやUSBメモリ等の外部メディアにバックアップしましょう。
特に初期状態で8GBのDドライブとして使用されているSSDを取り外してしまうと、再びEee PCに取り付ける以外に読み出す手段が無くなってしまうので要注意。
※「SHD-ES9M-UC」シリーズに付属する変換ケースはSerialATAインターフェース用なので、901-Xに搭載されているParallelATAインターフェースのSSDには対応していません。
また、4GBのCドライブはSSD交換後Dドライブとして利用可能ですが、Windowsをリカバリーする際に内容が初期化されてしまうので、必要なデータは予め外部に待避させる必要があります。



自分は例によって「Acronis True Image」を使ってUSB接続のハードディスクにバックアップを確保してから作業を開始した。

■ Amazon:
Acronis True Image Home 2010
Acronis True Image Home 2010


◆ SSDの交換


交換作業の前にバッテリーやACアダプタを取り外す。
Eee PC本体裏面の蓋を開けると、交換する8GBのMLC SSDが見える。



ネジ2本で固定されているので取り外す。



右側が元々装備されている8GBのMLC SSD。
左側が「SHD-ES9M32G」。



「SHD-ES9M32G」を取り付ける。
ペラ一枚とは言えマニュアルが付属するので、交換作業で困る事は特に無いはず。


◆ BIOSで確認


BIOSで確認すると交換した「SHD-ES9M32G」がプライマリスレーブとして認識されている。
セカンダリマスターで認識されているのは、元々Cドライブとして使われていた4GBのSLC SSD。
この状態で付属のDVDからのリカバリーを行った場合、「SHD-ES9M32G」をCドライブとして、4GBのSLC SSDをDドライブとしてリカバリーされる模様。

「模様」とあえて断定していないのは、自分の場合は別途所有している「Windows XP Professional」のCD-ROMからセットアップを行い、動作環境を整えているため。
以下はその手順となります。
付属のDVDからリカバリーを行う場合は別途マニュアルを参照して下さい。


◆ Windows XP Professionalのインストール&カスタマイズ


Eee PC 901-XへのWindows XP Professionalインストールに関しては過去の記事を参照。

Eee PC 901の再セットアップ

ただし、今回は容量に余裕があるためnLiteは使わず、普通にWindows XP ProfessionalのセットアップCDからインストールしている。

SSDにインストールしたWindows XPのカスタマイズについてはこの記事を参照。

ThinkPad X31(2672-PHJ):Solid State Driveへ換装

記事後半部に記載してある内容とほぼ同じカスタマイズを施している。



Windows XP Professionalをクリーンインストールし、さらにOffice 2003 PersonalやATOK2009等、自分の必要なアプリケーションソフトを導入しても、これだけの残容量が確保できている。



他に4GBのDドライブも存在するので、これだけあれば容量不足に陥って困る事はそうそう無いはず。

◆ CrystalDiskMarkによるベンチマーク結果


CrystalDiskMark 2.2.0gによる「SHD-ES9M32G」の測定結果。
ツールチップが取り込まれてるのはご愛敬。



こちらは同じくCrystalDiskMark2.2.0gによる、4GBのSLC SSDの測定結果。
Read/Writeともに「SHD-ES9M32G」の方が高速になる。


半田付けを伴うような改造の必要も無し、保証シールを破るような交換でもなし。
場合によってはBIOSのアップデートが必要なものの、現時点では一番お手軽なパワーアップ手段なんじゃないかな。
容量に余裕が出来るだけでなくパフォーマンスも大きく向上するので、その辺気になっているなら交換してみる価値はあると思う。


■ Amazon:
BUFFALO Eee PC 901-16G専用 MLC搭載 交換用SSD SHD-ES9M32G
BUFFALO Eee PC 901-16G専用 MLC搭載 交換用SSD SHD-ES9M32G

BUFFALO Eee PC 901-16G専用 MLC搭載 交換用SSD SHD-ES9M64G
BUFFALO Eee PC 901-16G専用 MLC搭載 交換用SSD SHD-ES9M64G

当記事で取り扱ったバッファローの「SHD-ES9M32G」および「SHD-ES9M64G」は既にメーカーからの出荷が終了しているようですが、同等品としては下記のSuperTalent製SSDが存在します。
当記事で取り扱った「SHD-ES9M32G」同様の手順で交換が可能のようです。

SuperTalent FPM32GLSE EeePC用高速タイプSSD 32GB MLC
SuperTalent FPM32GLSE EeePC用高速タイプSSD 32GB MLC
SuperTalent FPM64GLSE EeePC用高速タイプSSD 64GB MLC
SuperTalent FPM64GLSE EeePC用高速タイプSSD 64GB MLC


SUPERTALENT miniPCI-E SSD 128GB MLC FPM28GLSE
SUPERTALENT miniPCI-E SSD 128GB MLC FPM28GLSE

スパタレは大容量128GBもラインナップされてるけど、さすがにお値段お高め…。
posted by tsucchie at 21:03 | Comment(16) | TrackBack(0) | Eee PC | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
EeePC901Xを使用しております。
Cドライブの容量不足に悩まされていました。
64GBの中古品を、安く入手できましたので換装してXPPROを入れましたが原因不明のSSDへの連続したアクセスが発生してフリーズ状態になりました。貴下の情報によりBIOSのアップデートで再インストールします。
ありがとうございました。
Posted by 小柳 寿 at 2010年09月21日 08:15
>> 小柳 寿さん
SSDを認識しているのであればBIOSの問題では無いように思います。
単純にプチフリーズでは?
上記記事内にリンクがありますが「ThinkPad X31(2672-PHJ):Solid State Driveへ換装」内のWindowsカスタマイズを試されてみるのもいいかと思います。
Posted by tsucchie [管理人] at 2010年09月21日 23:21
私も、EeePC901Xを使用しております。
Cドライブの容量不足に悩まされています。
全く使い物にならずあきらめていました メーカーにマスターとスレーブの変更方法を聞いても教えてくれません。H/Pで色々探しましたが、直接基板交換とか、ソフトでプログラムファイレスとドッキュメントのファイルをDドライブに移動させることも考えましたが、一番良い方法はマスターに何故容量の大きい方が選択できないかと考えていましたが、やっとこのH/Pにたどりつきました
私も色々試しましたができません
まずバイオスのバージョンですがアップデイトで確認しましたら端にV.01.08とありバイオスイメージ情報ではバージョン2103となっおりバイオスの画面でも2103と表示されておりますこれでいいのですか。
それと私の使用のドライブはSHD-EPM32Gなのですがいいのでしょうか
もうあきらめていました。
何とかすがりたい一心です。
Posted by 中桐 威 at 2010年11月12日 10:37
>> 中桐 威さん
自分もCドライブの容量不足に陥った際、マスターとスレイブの切り替えでの対処を考えましたが、このEee PC 901-Xでマスターとスレイブを切り替える事は容易ではなかったと記憶しています。
また例えマスターとスレイブの切り替えが出来たとしても、標準でDドライブになっている8GBのSSDはアクセス速度が非常に遅いため、容量の問題が解決しても新たに速度の問題に直面します。
その両方を解決するのがこの記事でも扱ったSATA接続のSSDへの交換になる訳ですが、中桐さんのコメントにある「SHD-EPM32G」(恐らく「SHD-EP9M32G」ですよね?)はこの記事で扱った「SHD-E"S"9M32G」と大きく仕様が異なるため、交換してもCドライブの容量増強には使えません。

しかし、この記事で扱った「SHD-ES9M32G」は現在では既にメーカー出荷が終わっているようなので、これから手に入れるのは難しいと思います。
ただし「SHD-ES9M32G」と同じ仕様を持つ製品としてSuperTalentの「FPM32GLSE」という製品があり、こちらだと現在でも入手可能なようです。
こちらをお買い求めになるのが一番手っ取り早い解決方法かと思います。
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002FSOPTC/diaryonweekes-22/ref=nosim/
※スパム対策でコメント欄から直接他サイトにリンクが張れません。
お使いのブラウザのアドレス欄にコピー&ペースとして頭に"h"を追記願います。

Eee PC 901-X本体のBIOSについては今日(2010年11月12日)現在、Eee PC 901-Xの最新BIOSは2103になっています。
上記SSDを入手後、交換前に更新しておけば問題ないかと思います。

以上、参考になれば幸いです。
Posted by tsucchie [管理人 at 2010年11月12日 20:16
Run CoreのSATAUでもBUFFALOやSuperTalentの様にCドライブとして認識されるでしょうか?
Posted by 若林 昇司 at 2010年11月21日 23:52
>> 若林 昇司さん
該当製品は持っていないので確実な事は言えませんが、基本的にインターフェースがSerialATAで、既存の8GBのSSDと交換する形でEee PC 901-Xに搭載可能なSSDであれば、内蔵の4GB SSDより優先的に認識されます。
Posted by tsucchie [管理人] at 2010年11月22日 22:44
ご返答ありがとうございます 901を割と最近手に入れたのですが やはりCドライブの容量不足に悩んでいました 記事の内容も大変参考になり大助かりです 本当にありがとうございました
Posted by 若林 昇司 at 2010年11月23日 22:44
今さらですが情報活用させて戴きました。ありがとうございました。

私はDドライブ換装後、製品付属のDVDにてリカバリーを行いました。
新しい32GBはC、元からある4GBがDと認識されて、OSと大半の付属ソフトがCに、AdobeとオフィスがDにインストールされました。

このため、購入時のCドライブ(4GB)に入っていたデータは全消去となりました。
この方法を試される方は、念のためお気をつけください。(私は被害ありませんでしたが)
Posted by Takahashi at 2011年02月20日 02:18
>> Takahashiさん
お役に立ったのであれば何よりです。
EeePC901のSSD交換については情報を探してる方が今でも結構いらっしゃいますね。

確かに製品付属のDVDからリカバリするとCドライブもDドライブも初期化されてしまうので、従来Cドライブとして使われていた4GB領域も消去されてしまいますね。
事前にCドライブとDドライブ両方のデータをバックアップしてから作業に望まれた方が良さそうです。
Posted by tsucchie [管理人] at 2011年02月20日 22:19
901X、Cドラ8ギガはosが7となったご時世では通用しなくなったなあ、と買い替えを考えていましたが、Win7到来の副作用でしょうか901XサイズのPCが新機種市場から消えてしまいました。ということでこのURLのお力をお借りしてパワーアップを図りました。有難う御座いました。
現在はSUPER TALENTさんが128GのFPM28GLSEを生産しているんですね。割高でしたがモバイル用途でバリバリ使っているためこれを装着してパワーアップを図りました。
価格.comで取扱店舗検索も可能でした。
Posted by はら ひろし at 2011年12月27日 11:07
>> はら ひろしさん
コメントありがとうございます。
8.9インチサイズのネットブックはこの901ぐらいでホント一瞬で消えてしまいましたね。
手頃で扱いやすいサイズだけに残念です。

SUPER TALENTの128GBモデルは半年ぐらい前にラインナップされたようですね。
これだけ容量があればかなり快適に使えそうですが、もうちょっと出せば新しいネットブックが買えそうなお値段なのでお財布との相談がなかなか厳しいかも?
Posted by tsucchie [管理人] at 2011年12月27日 22:49
>もうちょっと出せば新しいネットブックが買えそうなお値段

さすがスルドイ! ですねえ。 まさしくその通りで、会社の同僚からも“128GBなんて買うなら新型買ったほうがのちのち得ですよ”とも言われましたが、私も同感です。

 先記の通り、今回の901Xパワーアップは「出張先使用=携帯性」を重視した結果の判断です。ご指摘の通り901XサイズのPCが現在流通していないのは本当に残念です。肩掛け鞄に901Xを縦に押し込んで、余ったところに傘と衣類を入れる、という荒技は、ボディ歪みしやすい最近の薄型には怖くてやらせられません。
 初期のカシオペアFIVAはA5ノートで、当時かなり重宝したので、Win7搭載版などで復活してもらえたりすると個人的には嬉しいんんですけど無理でしょうねえ。
Posted by はら ひろし at 2012年01月07日 18:36
>> はら ひろしさん
確かに持ち歩きを考えると901Xは程良いサイズですね。
鞄に901X本体を立てて入れれば残り半分程度は他の物を入れられるスペースが空きますし、これでさらなる薄さと剛性を併せ持ったモデルが出て来ればポータブルなノートPCとしては最強と言えそうな物になりそうですが、既にこの領域はiPad等のスレート型PCの方が優勢になりつつあるのが残念なところです。
同じような携帯性を求めるのであれば、今後は同程度のサイズのスレート型PCにbluetooth接続のキーボードの組み合わせ等も後継として考えなければならないかもしれませんね。

カシオのFIVA懐かしいですね。
自分はあの頃まだVAIO信者だったので505XとかC1VJとか使ってました。
東芝のLibrettoといい、モバイルPCが一番熱かった時代かも…。
Posted by tsucchie [管理人] at 2012年01月08日 09:33
はじめましてming-meiと申します。
SHD-ES9M32Gではないのですが、BIOSのアップデート後DドライブのSSDを交換しました。BIOSで32GBのSSDは認識しましたが、元々の4GBのCドライブを認識していません。原因がわかれば教えていただけると幸いです。よろしくお願い致します。
Posted by ming-mei at 2012年02月17日 13:36
>> ming-meiさん
コメントありがとうございます。
BIOSのHDD ConfigurationのページでPrimary Slaveに交換したSSDの型番が表示されているのに、Secondary Masterには「ASUS-PHISON SSD」が表示されていないと言う事でしょうか?
一度交換したSSDを取り外してみてそれでも認識しないようであれば、もしかすると内部のSSDの接触不良等が考えられるかも…?
SSDを取り付けた際にだけ発生するのであれば、その交換したSSDが原因という事になると思います。

自分の901ではそういった症状は発生した事がないので、残念ながらあまりお力になれそうにありません。
申し訳無いです。
Posted by tsucchie [管理人] at 2012年02月18日 01:47
こんにちは、貴殿に記事を参考に私もPC−901xのDドライブを64GBのSSDに変更し上手く動作したので喜んだのですが・・・なぜかSSDの取説に依るとCドライブは認識しないと書いてあります。

実際Dドライブの交換だけではOSのインストは64GBのみを認識してセットアップしました。

しばらくは、そういうものなのかな〜と気にしませんでしたが、いや違う「購入したSSD取説は説明不足だ!」と思いDドライブを8GBのSSDにもどして普通のwinXP SP2/32bitでFディスクをかけて見ました。(pc901x付属のwinXPではダメです。)

予想の通りC:Dドライブ共認識しました。
PCのそもそも論を思い出したのですが、インストドライブはCで無くても良いのです。OSのあるドライブが 1st になるのです。パソコン扱い者なら知ってるはずですが、このPC−901xに限って「Cドライブがマスター!」と私も洗脳されてしまいました。

OSインストの時Dドライブはフォーマット:Cドライブは未使用にして下さい。Winのインスト設定が終わったらCドライブのフォーマットはパソコン画面から行います。

改めて、なぜ購入したSSDの取説はCドライブを認識しないと書いてあるのか考えてみました・・・答えは簡単だったです。

古い純正の901xのCドライブにはXPが中途半端に入っていて尚かつドライブの容量がないので最初からCドライブはじかれた訳ですね。

OSにwin7も試しましたがドライバー不足は否めずヨロヨロなのでやめました。XPではまだドライバーも入手できてバリバリ使えます、ただしエクスプローラーは動きませんから他の軽いブラウザーでセットアップします。

今では901xが数台になりましたが、Dドライブ8GBにXPとパピーを同居させていますが全く問題ありません。Cドライブはデータ保存用に使用しています。

ほとんどの方がPC−901xの使い道で困っていると思いますが、この方法はお金がかからなくて一番用法法だと思います。

PC901x ネットブックを超えたなかなか楽しいノートになりました。
Posted by とらちゃん at 2017年02月20日 15:18
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/118756133

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。