2009年03月21日

モエコン(MOE-UN1K21-A30):Windows XP Home Edition ServicePack 3 環境化



モエコンはWindows XP起動時のロゴ画面や、ログイン画面等がカスタマイズされているため、そのままServicePack3を導入しようとしてもエラーで弾かれるなどちょっと面倒くさい。
しかもSP3を入れてしまうと、せっかくカスタマイズされている起動ロゴやログイン画面が初期状態になってしまう。
それじゃモエコンの意味が無いって事で、今回は手間をかけてクリーンインストールしたWindows XP SP3環境にそれらのカスタマイズデータを移植している。



まずはモエコンにプレインストールされているXP SP2環境下で、予めカスタマイズデータを確保しておく必要がある。
必要なカスタマイズデータの確保を忘れてしまうと、新たに導入するXP SP3の環境をカスタマイズできなくなってしまうので要注意。
オススメは「True Image」等のバックアップソフトでXP SP2環境のディスクイメージを作成し、確保しておくこと。
ディスクイメージさえあれば何かしらカスタマイズデータを抜き取り忘れたとしても、後からディスクイメージ内から抜き取る事も可能になる事に加え、何かしらトラブルが発生したとしても旧環境に戻す事が可能になる。
自分は手持ちの「Acronis True Image 11 Home」でディスクイメージを作成し、確保しておいた。


● NTOSBOOT.EXEからカスタマイズデータの確保

モエコンのC:\Windows\System32ディレクトリ内にある「NTOSBOOT.EXE」ファイルから、カスタマイズデータを抜き取る。
カスタマイズデータの抜き取りには「Resource Hacker」を利用する。

「NTOSBOOT.EXE」を予めC:\Windows\System32以外のディレクトリにコピーする。
以後の作業はこのコピーしたファイルに対し実行する。

「ファイル」−「開く」−「上記のファイルをコピーしたディレクトリ」−「NTOSBOOT.EXE」でファイルを読み込み。

左側のツリーメニューで\Bitmap\1\1041を開く。



真っ黒いBMPが格納されているように見えるが、これがWindows XP起動時に表示されるカスタマイズロゴ。
これを「アクション」−「保存する(S) [Bitmap:1:1041]」で保存。


● 起動ロゴへのパレット適用

上記作業で確保した起動ロゴのbmpファイルには正しいパレットが適用されていない為、ただの真っ黒な画像にしか見えない。
ここで改めて正しいパレットを適用する。
必要となるソフトは「Photoshop」等パレット情報を扱う事が出来るグラフィックソフト。
自分は手持ちの「Photoshop Elements 2.0」を使った。

ここのリンク先からカラーテーブルファイル「16.act」をダウンロード。
Paint Shop Pro用の16.palもあるので、使うソフトに応じてどちらかをダウンロードする。

「Photoshop Elements」で保存した「1041.bmp」を開く。
「イメージ」−「モード」−「カラーテーブル」−読み込み−16.act
画面上にパレットが適用された1041.bmpが表示される。(起動ロゴ画面が表示される)
「名前を付けて保存」する。


● logonui.exeからカスタマイズデータの確保

同様にモエコンのC:\Windows\System32ディレクトリ内にある「logonui.exe」ファイルから、「Resource Hacker」を利用してカスタマイズデータを抜き取る。

「logonui.exe」を予めC:\Windows\System32以外のディレクトリにコピーする。
以後の作業はこのコピーしたファイルに対し実行する。



「ファイル」−「開く」−「上記のファイルをコピーしたディレクトリ」−「logonui.exe」でファイルを読み込み。
「アクション」−「すべてのリソースを保存する」で保存。


● デスクトップテーマの保存

画面の配色設定を確保。
Windows XPの「画面のプロパティ」−「テーマ」−「変更されたテーマ」−「名前を付けて保存」で保存する。


● その他のカスタマイズデータの確保

C:\Program Files\Ppclock
C:\Documents and Settings\All Users\Documents\My Pictures\ボーナス壁紙
C:\Windows\Media\エラー
C:\Windows\Media\ゴミ箱
C:\Windows\Media\メール着信
C:\Windows\Media\終了音
C:\Windows\Media\起動音

上記のディレクトリ内容を保存する。

C:\Windows\System32\Oeminfo.ini
C:\Windows\System32\Oeminfo.bmp

上記のファイルを保存する。


● Windows XP Home Editionをクリーンインストール

モエコンに添付されていたWindows XP Home EditionのCD-ROMを元に、Service Pack 3を適用したCDを作成する。
作成には「SP+メーカー」を利用するのが手っ取り早い。
自分は毎回手作業で作っているので、今回も手作業で作成。
SP2.CAB等SP3で不要になるファイルを削れば700MBのCD-Rで収まる。

上記で作成したSP3統合済みセットアップCDからWindows XPをクリーンインストールする。
ライセンスがあるならProfessionalでも問題ない。

・Windows Updateの実施(LANはXPのデフォルトドライバ利用)
・Internet Explorer 7(今ならIE8でもいいかも)のインストール
・DirectXのアップデート(directx_nov2008_redist.exe導入)

上記の順番でXP環境の最新化を実施。
続いて各種ドライバの導入を行う。

VIA Hyperion Pro Driver Package v5.22

VIAのチップセットドライバをインストール。
以下のビデオカード、サウンドカードについては標準の物では無いので要注意。

・ForceWare 84.43
VIA Envy24 Audio Controller family driver 5.40a

デフォルトのビデオ機能を利用している場合は、VIAのサイトから「K8M800/K8N800 UniChrome Pro integrated graphics Display Driver」をダウンロードし、インストールする。

デフォルトのサウンドは失念。
ここからSK21G用サウンドドライバを入れれば音が鳴ると思う。


ちなみにEnvy24のドライバを入れるとWindows XP起動時にEnMixCPLがセキュリティの警告で引っかかるが、これは以下の手順で解決する。

C:\Program Files\VIA\VIAudioi\EnvyADeck\EnMixCPL
プロパティ−全般−セキュリティ−ブロックの解除−適用

AMD Processor Driver Version 1.3.2.0053 for Windows XP and Windows Server 2003 (x86 and x64)

AMDのプロセッサドライバ。
SP3環境下では、もしかすると要らない?
未調査。


キーボードが英語認識になってる場合は以下の手順で解決する。

デバイスマネージャ−キーボード−101/102 英語キーボードまたはMicrosoft Natural PS/2キーボード−ドライバ−ドライバの更新−ハードウェアの更新ウィザード−いいえ、今回は接続しません−一覧または特定の場所からインストールする−検索しないで、インストールするドライバを選択する−「互換性のあるハードウェアを表示」のチェックを外す−モデルから「日本語 PS/2 キーボード (106/109キー Ctrl+英語)」を選択−次へ−ドライバの更新警告で「はい」を選択−完了


● カスタマイズデータの適用(起動ロゴ変更)

BootLogo」を使用し、あらかじめ用意しておいた起動ロゴ(16色パレット適用済み)を設定する。
「BootLogo」の使用方法についてはググると解説サイトも多数あるのでここでは割愛。



カスタマイズロゴ適用後、システムのプロパティ−詳細設定−起動と回復−設定
起動システム−規定のオペレーティングシステム
オペレーティングシステムの一覧を表示する時間のチェックを外す


● カスタマイズデータの適用(ログイン画面の変更)

C:\windows\System32\logonui.exeを他のディレクトリにコピー。
以後の作業はコピー先のファイルに対して行う。

「Resource Hacker」で「logonui.exe」を開く。

左側のツリーメニューで\UIFILE\0000\1041を選択した後、Ctrl+Aで全選択の後、削除。
元の環境の「logonui.exe」から「Resource Hacker」で抽出した「Data_1.bin」をメモ帳等のテキストエディタで開き、\UIFILE\0000\1041にコピー&ペースト。
「スクリプトをコンパイルする」を実行。

\Bitmap\100\1041 ← Bitmap_1.bmp
\Bitmap\102\1041 ← Bitmap_2.bmp
\Bitmap\103\1041 ← Bitmap_3.bmp
\Bitmap\104\1041 ← Bitmap_4.bmp
\Bitmap\105\1041 ← Bitmap_5.bmp
\Bitmap\106\1041 ← Bitmap_6.bmp
\Bitmap\107\1041 ← Bitmap_7.bmp
\Bitmap\108\1041 ← Bitmap_8.bmp
\Bitmap\109\1041 ← Bitmap_9.bmp
\Bitmap\110\1041 ← Bitmap_10.bmp
\Bitmap\111\1041 ← Bitmap_11.bmp
\Bitmap\112\1041 ← Bitmap_12.bmp
\Bitmap\113\1041 ← Bitmap_12.bmp
\Bitmap\119\1041 ← Bitmap_14.bmp
\Bitmap\121\1041 ← Bitmap_15.bmp
\Bitmap\122\1041 ← Bitmap_16.bmp
\Bitmap\123\1041 ← Bitmap_17.bmp

Bitmapツリーの配下は、それぞれ対応するbmpファイルに「置き換え」る。
左側ツリーメニューで右クリック−「リソースを置き換える」
上記作業が終了したら「ファイル」−「保存する」

\String Table\1\1041

更新前:
7, "ようこそ"

更新後:
7, " "

\String Table\1\1041

更新前:
22, "開始するにはユーザー名をクリックしてください。"
25, "ログオンした後でアカウントを追加または変更できます。\n[コントロール パネル] の [ユーザー アカウント] で行ってください。"

更新後:
22, " "
25, " "

String Tableツリーの配下では、上記の三行を変更する。
変更内容は「Resource Hacker」で抽出した.rcファイルをテキストエディタで開き、コピー&ペーストで処理した方が正確。


モエコンのWindows XPをセーフモードで起動。
C:\Windows\System32ディレクトリ内のlogonui.exeを上記で編集した同名ファイルで上書きする。





再起動してみてカスタマイズされた起動ロゴ画面、ログイン画面が表示されればここまでの作業は問題なし。


● その他のカスタマイズデータの復元

予めバックアップしておいた以下のディレクトリ・ファイルを同じ位置にコピーする。

C:\Program Files\Ppclock
C:\Documents and Settings\All Users\Documents\My Pictures\ボーナス壁紙
C:\Windows\Media\エラー
C:\Windows\Media\ゴミ箱
C:\Windows\Media\メール着信
C:\Windows\Media\終了音
C:\Windows\Media\起動音
C:\Windows\System32\Oeminfo.ini
C:\Windows\System32\Oeminfo.bmp


● デスクトップテーマの再設定

Windows XPの「画面のプロパティ」−「テーマ」−「テーマ」−「参照」で、旧環境で保存したテーマファイルを開く。


● 壁紙の再設定

Windows XPの「画面のプロパティ」−「デスクトップ」−「背景」でお好みのカスタマイズ壁紙を選択。


● サウンドの再設定

Windows XPの「コントロールパネル」−「サウンド、音声、およびオーディオデバイス」−「サウンド設定を変更する」−「プログラムイベント」で下記の内容を設定する。

Windowsの起動:起動音\hikaru559.wav
Windowsの終了:終了音\hikaru569.wav
システムエラー:エラー\hikaru561.wav
新着メールの通知:メール着信\hikaru565.wav
ごみ箱を空にする:ゴミ箱\hikaru564.wav




以上で完了。
記事のベースが作業時に書きとどめたメモだったりするので、詳細が分かりづらい部分も多いかもしれないが、その辺はご容赦くださいと言うことで。
そもそも自分向けの備忘録みたいなものなので。

※この記事を参考にした結果発生した不利益等に関して、当方は一切の責任を負いません。


■ モエコン MOE-UN1K21-A30 百瀬玉カスタムモデル 構成:2009年3月21日
ベースユニット:Shuttle SK21G
CPU:AMD Athlon64 3000+(Venice)
ビデオ:ASUSTeK N6200/TD/128M
メモリ(1):hynix PC3200 (DDR400) DDR-SDRAM 1GB
メモリ(2):Transcend JetRam JM388D643A-5L PC3200 (DDR400) DDR-SDRAM 1GB
ハードディスクドライブ:日立GST HDT725050VLA360 500GB
DVD±R/RWドライブ:日立LG GSA-H10A
サウンドボード:玄人志向 ENVY24HTS-PCI
ネットワークインターフェース:オンボード(VIA VT6103)
キーボード:富士通コンポーネント FKB8744
マウス:ロジクール G3 Optical Mouse
ディスプレイ:デル 2007FP
OS:Microsoft Windows XP Home Edition SP3

モエコン製品情報:MOE-UN1K21-A30
UNiSONSHIFT

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モエコンの再セットアップ
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MOE-US1K21-A30 (2:外観編)
MOE-US1K21-A30 (3:ハードウェア内部編)
MOE-US1K21-A30 (4:WindowsXP編)
MOE-US1K21-A30 (5:付属品・その他)
posted by tsucchie at 18:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | モエコン | 更新情報をチェックする
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